期待通り、いえ、期待以上の展覧会!
大好きな西野さんがメインアーティストの鉄道芸術祭「西野トラベラーズ」
まずは京都・清水五条の「アンテナメディア」の横井裕一さんの「トラベル」展から。
本当は中之島バンクスの会場の方が前半なので、そちらから観る方がいいんだけど、電車の車内のような凝った内装にワクワク。
一駅目からすっかりやられて、このままここでずっとトラベルをしたい気分。
そして、京阪電車に揺られて、なにわ橋の「西野達」展へ。
相変わらずの西野さんらしいユーモアとウイットに富んだ作品たち。
もう、すっかり舞い上がってしまった。
スタッフの方たちも明るくて、愛知から来たと言うと感動してくれたり、作品の中で写真を撮ってくれたり、とってもフレンドリー。
ワークショップで、秀吉公の頭に乗っかっていたオブジェを写真で合成して、参加者の頭に乗せられるかどうか検討中だとか。
そして中之島の横山裕一展。
こちらは「トラベル」の前半部分。
カラーよりもモノクロの方が、この作品の不思議さがより際立つみたい。
こちらのスタッフさんもとってもフレンドリー。
そして、最後に渡辺橋の国立国際美術館。
こちらでは「中之島コレクションズ」に西野さんの写真作品が2点、展示してある。
同じ美術館のB2では、「世界制作の方法」という若手中心の展覧会。
パラモデルはおもちゃのレールで、どこまでも二次元的に増幅していく。
法則があるような、ないような、有機的な感じがおもしろい。
大西康明さんは身近な素材で、繊細に空間を変質させる。
些細なものに丁寧に目を向ける感じがとっても好き。
ここで西野トラベラーズは終了。
そして、ここからは港にむかう。
海の時空間ではラッキードラゴンの頭部が展示されている。
ただいまラッキードラゴンの原画も展示中。
「サンチャイルド」のロングバージョンの映像も放映されている。
そのあとWTCでサンチャイルドと対面。
ぱっちりと開いた大きな瞳はすっと上を仰いでいる。
これはきっとヤノベさん自身なんだろうな。
いろんな思いが交差する中から結実した作品を観ていると、なんだか胸が熱くなる。
ベタな感想だけど、とても素直な気持ちになって、
「私もがんばらなくちゃ」
と思う。
パワー溢れる大阪。
好きだな。
西野トラベラーズ 行き先はどこだ?
http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/index.html
大阪カンバス2011